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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
05 | 2013/06 | 07
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派遣社員の労災事故
派遣を受け入れている会社の総務責任者から「派遣社員がカッターを使用して段ボールを開口する仕事中に怪我をした。派遣元企業は労災の手続きをすると言っているが、自分は労災ではないと思うのだが・・・果たして労災と言えるのか否か? それが労災として認められる要件は何なのでしょうか?」という質問がありました。
会社の総務責任者は労災発生の状況を「カッターを使用して段ボールを開口す仕事中」と漠然としか把握していませんでしたから、カッターで怪我をしたときにその被災者は具体的に何をしようとして、カッターをどのように使用しようとしていたのか、また開口しようとしていた段ボール箱はどんな状態であったのか等を詳しく調べるようにアドバイスしました。
「カッターで段ボール箱を開口する」という仕事をしていても、その間には色々な作業・動作が必要となります。労災が発生した場合には、漠然とした仕事内容よりも具体的な作業・動作を詳しく聞き出すことが大切です。仕事時間中にカッターを使用していたのでツイデに段ボール開口以外のことをやろうとしていた可能性もありますから・・・。
そして労災となるか否か判断に迷うときには、把握した事実をありのままの文章にマトメて、労基署で判定して貰うこと(会社が判断しないこと)が大切です。
因みに、私が現在相談を受けている案件の中に、在職中の長時間労働が原因でうつ病に罹患し、罹患後1年経過してから退職せざるを得なくなった人の相談がありますが、この会社は仕事が原因でうつ病に罹患したことを認めようとせず、労災書類に会社捺印を押印することを拒否しています。会社が捺印しないので、書類を私が作成して、本人には労基署にも相談に行かせ、会社捺印なしで労災書類を提出するように進展させつつあります。このようなことをすると、会社に労基調査が入り事実調査をしたうえで労災か否かの判定をすることになるので、会社が捺印を拒否することは寧ろ問題を複雑化します。そのため、会社は事実確認できる所は会社が証明し、事実確認できない所は証明をせずに労基署の判断に委ねることが適切な処置です。全く逆の事例ですが、過去に私は相談をうけた会社に同様の手順を勧め、本人は仕事が原因で躁鬱症に罹患したと主張していた労災案件を労基署に否認して貰い、本人の本来の性格(個体的要因)と家庭環境が原因で躁鬱症になったと判定して貰ったことがあります。
いずれにせよ会社が独自で労災か否かを迂闊に判定していると労災隠しとなる可能性が濃厚ですから、疑わしい場合には労基署で判定して貰うことが一番良い方法だと私は思います。
ただし、昨日は3件も労災発生の連絡がほぼ同時にありましたから閉口しました。算定基礎届用紙が事務所に届き、その準備を開始した直後でしたが、その準備は先延ばしにして労災相談を優先させざるを得ない状況となってしまいました。ここの処、蒸し暑く、夜が多少寝苦しいせいもあり寝不足になっているのか、いずれも従業員のケアレスミスによる労災事故でしたが・・・。気候か不順で寒暖の差が激しいので体力が低下しているのかもしれないですネ。労災事故には十分に注意しましょう。

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テーマ:人事労務 - ジャンル:ビジネス



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msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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