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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
05 | 2012/06 | 07
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派遣会社からの相談
昨日の昼間の大半は、ある会社の取締役会に出席していました。2年前と比較すると、取締役会の内容が格段に良くなりました。2年前の取締役会は「年寄りの茶飲み会」と私が呼んでいる状態で、「集うて議さず、議して決っせず、決して行わず」という状態で、世間話しをして終わっていました。2年前と比較すると今では経営課題を協議するようにはなりました。ただ、協議した内容のうち何割が実行されるかは未だに未知数の部分が大きいのですが、大きな一歩は踏み出し始めたようです。しかし、2年前に指摘した「議事録を作成する」ということを行わなくなっていました。そこで僭越にも私が一番若手の取締役を議事録作成者に任命しました。
さて、そんなことをして一日が終わり、19時頃に「そろそろ晩飯でも食べようか?」と考えていたら携帯電話が鳴ります。取締役会の後に取締役のうちの誰かが「今晩、飲みに行きませんか?」と電話してくることはよくあるので、またその手のお誘いの電話かな?と思って電話に出ると、聞き慣れない女性の声で「相談したいことがあるので、よければ今から来てもらえないだろうか?」との依頼がありました。声の主は、1年半位前にある会社の社長が紹介してくれた派遣会社を経営する女性社長さんでした。私の事務所から5分程度で行ける距離にある会社なので早速お伺いすることにしました。
お伺いして相談内容をお聴きすると「労働局の派遣業務に関する調査が来週ある」ということでした。本業に関する調査ですから迂闊なことが言えません。そこで、現状を色々とお聴きすることにしました。聞くこと約2時間程度。社長さんは派遣法の概略は把握しているものの詳細までは知らず、また請負・業務委託・出向等の他の契約に関して全く無知であることが分かりました。そのため私の事務所に走って帰り、参考資料を再度持参して説明することにしました。女性社長さんは2度目の派遣調査なので不安で一杯という心理状態でした。特に抵触日を超えて派遣を継続している事業場が数か所あることを気にされていました。色々とアドバイスして、一通りの話しが終わったのは23時半でした。私も眠くなったので、「詳しい資料を再度メールしますから、それをよく読んだうえで調査に臨んでください。労働局の人から教えを乞う気持ちで調査に臨んだ方が良いですヨ!!」と言ってアドバイスを締めくくりました。後でメールした資料には今年2月に他の企業が派遣調査を受けたときに入手した広島労働局作成の派遣マニュアルもありますから、社長が読みさえすればかなり参考になるのではないかと思っています。
男性の社長さんと深夜まで話しをすることはよくあるのですが、事務員さんがいたとは言え女性社長さんと深夜までマンションの個室でお話しするというのは妙に気を使ってしまうものですネ!!
しかし、晩飯も食べずに深夜まで話し込むと、流石に疲れました!!
昨年、国会で派遣法の改正が検討されるようになってから、広島労働局は以前にもまして活発に調査をしているようです。数か月前の調査に立ち会ったときに労働局の職員に「なんで活発に調査するようになったン?」と素朴な質問をしたら、「法改正があったときには労働局に対する上部組織からの業務指導が強化されるので、そのときに普段の仕事の不備を指摘されないようにする為だ」と素直に教えてくれたことが今でも思い出されます。お役人もサラリーマンなですネ!!



テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス



プロフィール

msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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