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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
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弁護士が講師のセミナー
今日は広島県社会保険労務士会主催で、労働関係では有名な安西愈弁護士が講師となったセミナーに出席しました。有名な弁護士だけあって会場は満杯でした。
安西弁護士が指摘する「いま労務相談をうけるときに知っておくべきこと」は、
①会社役員は、労基法だけではなく会社法によっても法令順守が義務付けられていること(罰金だけでなく懲役刑もある)
②「労働条件の不利益変更」の関係から就業規則の果たすべき役割が重要になっていること
③有期契約従業員に関する新法が審議会で協議されたので、有期契約従業員の取り扱いについて事前に検討しておくこと(5年を超えて契約更新を続けていると無期契約を従業員から請求されるようになること)
④セクハラ問題は加害者の従業員だけでなく会社もその責任を問われるので、問題発生後に会社がどう対処するかが重要であること
⑤パワハラ問題または精神疾病に対する対策が急務であること
でした。
特に③有期契約に対する対策に力点が置かれていました。
大変に良い勉強になりましたが、私としては弁護士の指摘に加えて
⑥機密漏えい対策
⑦退職後の競業避止義務対策
を付け加えたい心境です。
そして、このセミナーで安西弁護士も指摘していましたが、労働問題を何でもかんでも新法で解決しようとしているから、かえってイタチゴッコになっている感がある、いまでも十分すぎるのにこれ以上を法律で規制すると、さらにそれを掻い潜る輩が出てきてかえって可笑しくなると感じました。そろそろ法治主義の限界に近づいてきたようです。
大昔の中国で「秦」という国が法治国家を目指したそうです。しかし、秦は法治国家の限界から短命な15年間で崩壊してしまいました。
法治主義の対局は徳治主義ですが、いまの日本は道徳が欠如していますから法律だけで問題を解決しようとしても無理があると思います。そろそろ「人間としての道」を説く道徳を浸透させ、法律に頼らなくても社会が運営されるようになることが必要な時期になりかかっているような気がします。その意味で渋沢栄一翁の「論語と算盤」が静かなブームとなっている理由がわかるような気がします。
法律でメシを喰っている私が言うのも変なのですが、何でもかんでも最初から法律で解決しようというのではなく、まずは「人としてあるべき道」により穏便かつ円満な解決を図り、それでは解決できない場合にのみ法律による解決を図るようにした方が良いと私は思います。法律による解決は、どうしてもシコリが残ってしまいますから・・・。
私見はさておいて、セミナーで安西弁護士が提供してくれた資料を復習しておくことにします。
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テーマ:人事労務 - ジャンル:ビジネス



プロフィール

msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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