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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
09 | 2011/10 | 11
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定年後の再雇用制度
法律により定年年齢が引き上げられたことに伴い再雇用か、継続雇用か、定年年齢の引き上げか、定年廃止か、何らかの措置が必要になって久しいものがあります。しかし、比較的若い従業員さんばかりの企業で45歳以上の従業員さんがいない企業から、久しぶりに再雇用制度制定の依頼がありました。この企業の社長は、どうも同業者から聞いて作る気になったようでした。
労使協定で再雇用する際の条件を定める訳ですが、社長がインターネットからダウンロードしたものを使おうとしていたので、それを制止し、各条文をチェックすることにしました。
そうした処、企業の実態や社長の基本的考えを充分に考慮せずに、見てくれの条文だけでインターネットからダウンロードしていたものだから、不都合な箇所が随所にあり、とてもこの会社で使えるシロモノではないことが判ったので、急遽、別のものを作成することになりました。
インターネットは便利な道具ですが、法律の基本的な考え方や自社の状況を正しく理解していない人がネットから情報をダウンロードして、自分に都合の良い所だけを使おうとすると、とんでもないことが起きる可能性があり、大変に危ない道具となってしまいます。また更に、就業規則の他の条文(退職金や従業員の定義ほか)との整合性も確認する必要があります。
そして後日のトラブルを防止するために、従業員代表を選出した記録も残しておくことが必要です。
今日は、本来は給与計算のためのタイムカードを預かりに伺ったのですが、タイムカードに関しては例月に比較すると問題点が少なかったので、再雇用制度に関して簡単にレクチャーしながら、その場で私が新しい労使協定書をつくってしまいました。
そして更に、社長が嘱託規程までつくろうとするので、「大変に良いことですが、あと10年は55歳以上の従業員さんが貴社で発生することは無いと思います。いま嘱託規程をつくると実態もわからず意味のないものとなってしまいます。また説明しても意味が理解し難いと思います。こういうのを『仏をつくって魂入れず』とも言います。55歳以上の従業員さんが発生したり、新たに雇い入れるときに私に言ってくだされば直ぐにでも作成します」とお話しして、ついでに年金のことと高年齢雇用継続給付金のことを少しだけお話しした処、意味が理解できずキョトンとされていました。
基本となる法律さえ改正され続けている時代に、無用な規則を訳もわからず作っていると、自分で自分の首を絞めることにもなりかねないと私は考えています。一番望ましいのは、規則など必要最低限しか無く、全員が生き生きと仕事をしていて、それでいて遵法精神がある状態ではないでしょうか? 地方には、結構そんな会社があります。
酷い事例ですが、明らかに就業規則違反をしている従業員がいて、私も他の取締役も懲戒処分することを勧めているのに、社長がその社員を恐れて懲戒処分をしようとしていない会社もあります。こんな状態だと会社の規律など維持できる筈がありません。イッソのこと規則などつくらなければ良いのです。私が過去体験した「あっせん」の委員さんは「悪いことをしたのに懲戒処分をしなかった会社の方が悪い」と言われていました。規則をつくるのであれば、それを運用しなければなりません。運用しない、または運用できない規則であれば、それこそ無い方がマシなのではないでしょうか?


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テーマ:人事労務 - ジャンル:ビジネス



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msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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