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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
08 | 2011/09 | 10
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年俸制と割増賃金、社会保険料
年俸制
 年俸制で会社の中堅以上の幹部社員を入社させることが流行っているようです。
 しかし、本当の年俸制で入社させると、残業代等の割増賃金単価が高くなり、しかも月々の社会保険料も高くなりますから、注意が必要です。尚、労働基準法で定める管理監督者でない限り、年俸制で入社させた社員でも残業代等の割増賃金支払いが必要であることは言うまでもないことです。
 さて、本当の年俸制とは1年間の支払額を決めてしまう(固定してしまう)やり方です。例えば、年俸で決めた年額を16で割って、そのうちの12カ月分を毎月の賃金にし、残り4カ月分を夏と冬の賞与として支払うことを年初に約束してしまうことです。このため、賞与は固定額となります。賞与が固定額であれば、変動的な一時的所得とはみなされなくなってしまいます。その結果、残業代の元となる時間単価計算では、年俸(毎月の賃金+賞与2回分)を12で割った額を1カ月平均労働時間数で割って計算します。一般的な残業代が「毎月の賃金を1カ月平均労働時間数で割って計算する」のと比較すると、賞与分だけ時間単価が高くなってしまいます。
 また、社会保険料に関しては毎月の賃金でけを届け出るのではなく、年俸を12で割った額を月々の標準報酬月額として届け出ることになります(ここでも賞与の分が高くなる)。その結果、毎月の保険料が高くなり、毎月の手取額
が減ってしまいます。
 これを防ぐにはどうしたら良いか!! 対策はあります。
 実際に、今日もある会社の社長さんが新しい中堅幹部を年俸制で入社させようと思うのだがどう思うか?とお問い合わせがありまた。この社長さんに上記の説明をした処、直ぐに私が提案するやり方に変更することにされました。
 また、この社長さんとお話しをして出てきた話しに、この社員だけは賞与支給回数を増やすという社長案も披露されました。ここでも私は猛反対!! 賞与は年4回以上支給すると賞与と見做されなくなるのです。年間(起算日は7月1日)で支給された賞与を12で割って毎月の保険料の根拠となる標準報酬月額に組み込まなければならなくなるのです。その結果、毎月の社会保険料が高くなります。社会保険は賞与の支払回数もチェックしているのです。
 いずれにしても、年俸制で社員の給与(毎月の賃金と2回の賞与)を決めようとするときには注意が必要です。どんな対策が必要かはお問い合わせください。



テーマ:企業経営 - ジャンル:ビジネス



プロフィール

msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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