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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
03 | 2021/04 | 05
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懲戒解雇と解雇予告手当
昨日、ある顧問先で「うつ病で障害者3級の手帳を持つ従業員が、会社が従業員用に準備している食事に睡眠薬を混入していた。これで2回目だ。今から本人を呼んで話しをするが、このような場合は懲戒解雇できるか?」という質問がありました。

私は「他の従業員の安全を確保するために、懲戒解雇という事態となっても仕方ないと考えます。しかし、懲戒解雇といえども労働基準監督署の除外認定を取らなければ解雇予告手当を支払うことが必要となります」と答えましたが、会社の人は「今回のようなケースで解雇予告手当(平均賃金の30日分)を支払うことを経営者が認める訳がない」と言われるので、私は「それなら退職勧奨するしか無いと思います」と取り敢えずは答えました。

その上で念のため社名を伏せて広島中央労働基準監督署に事情を電話で話して除外認定を受けられる可能性を尋ねました。労基署の回答は「軽犯罪法に違反する事実があれば除外認定される可能性もあるが、労基署が事実調査をするとき本人が事実否認すると問題は厄介になる。できれば自認書(自分がやったことを文書で証明させておく書類)を徴収しておく方が良い」ということでした。

今回の結果として、話し合いの末に本人が当日付けの辞表を提出して大事には至りませんでした。なお、本人は「チョッとした悪戯心でやった」と言っていたそうで罪の意識は無かったそうです。

しかし、悪戯心とは言え程度というものがあり、一般常識の無い人が増えたことを痛感しました。

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整理解雇
今朝は7時にお客さんから電話が入った。何かナ~?と思いながら電話で出てみると、「24日から入社させる予定だった人が出社してこない(おかしいな~?今日は25日の筈だがナ~?と私は考えながら対応)」とえらい剣幕であった。なんか私が悪いことをしたような気分だった。私はハローワークに求人票を提出し、会社が応募者の中から人選して求人票を取り下げるよう私に指示した筈で私に落ち度は無い筈なのにナ~!!そして、業務に支障が出ているから直ぐに派遣会社を紹介してくれと言う。全く非常識としか言いようがない。派遣会社に新規申し込みをしても直ぐに人を派遣してくれる訳ではなく、手続きのため数日間は日数が必要なのにナ!!全く不愉快な思いをしながらの朝のスタートだった。
そして、ハローワークと日本年金事務所で入退者手続きをした後、午前中はある顧問先の取締役会に出席。色々な問題があったが、それはここでは省略!!そしてお昼を取締役の皆さんと会社近くのファミレス:ロイヤルホストで食べた。ウェイトレスさんお勧めが「筋肉カレー」だったのでそれにしたが、一口食べて、思わず「不味い!!」と言いそうになった。自分で選んだのだから仕方ないか!!と諦めつつ・・・・。もうロイヤルホストでカレーを食べるの止めよう!!
そして次の顧問先へ移動。そこで待っていたのは解雇予告の立会です。

解雇には①懲戒解雇と②普通解雇とがあります。表題の整理解雇とは②普通解雇の中の一つであり、会社の経営事情によりやむを得ず従業員を解雇することをいいます。
今日は、売上不振が続き、とうとう資金不足に陥った会社の従業員さん達に9月末日付けで整理解雇することを書面にして伝えました。お盆前の朝礼の頃より社長が従業員さん達に会社の業績が不振を極めこのままでは会社を維持していくことが難しいことを伝え続けていましたから、従業員さん達を緊急に夕方集合させて、社長が改めて事情説明をし整理解雇せざるを得ないことを伝えると、従業員さん達はとうとう来るべきときが来たかという雰囲気でした。
説明会は特に混乱もなく、その後の質問としても「9月の給与は貰えないのではないか?と思っていたが、9月末までの給与はもらえるのですか?」という質問があった程度で、社長も「9月末までの給与はお金をかき集めて、皆さんにお支払いします」と答えていました。
社長の話しの中でも、①解雇する必要性(解雇せざるを得ない事情説明)、②解雇を回避するためにとった対策もチャンと説明し、整理解雇の4要件は全て満たしていると思いました。ここまで自分でできる社長は珍しく、普通は感極まってしまい途中で言葉が言葉にならなくなり、途中からは私がピンチヒッターとして話さざるを得ない場合が多いのです。
7月初旬に社長から相談され、色々と協議した末に①会社法人は倒産させずに、②銀行借入を軽減するため、③抵当権が設定されている不動産は任意売却する方向で銀行と交渉し、③不採算取引きは取引き停止する、④そのためには従業員全員を解雇しないと資金繰りが回らないので整理解雇し、⑤今後は親族だけで事業規模を大幅縮小して継続していくという方針に到ったものです。
余りやりたくはない仕事ですが、やむを得ないことです。
ただ、解雇予告通知をした日は「始まりの終わり」に過ぎず、会社規模を縮小する大変な仕事は今日始まったばかりです。
一定規模以上の企業であれば事業規模の縮小は比較的短期間で終了できますが、今回のような零細企業の場合は5~6年はかかるつもりで取り組んでいかないといけませんから、これからが大変です。
日本人の気質として「最後の最後ので足掻いてしまい、倒産しようにも倒産もできなくなり、夜逃げ同然で廃業する人」が多い中で、この社長はよく冷静に自己分析をし決断したものだと思います。日本中に、倒産したくても倒産できない会社が山ほどあるのが実態です。




プロフィール

msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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