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村上社会保険労務士事務所
会社を元気にする社会保険労務士!! 迷う、悩むより先に相談を!!
03 | 2021/04 | 05
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経営革新計画
経営革新等支援機関に認定されたので、早速ある会社の経営革新計画を作成しました。
まだ広島県商工労働局経営革新課に提出はしていませんが、会社で新たに行おうとしている事業の内容と展開計画が固まりましたので、これから県の指導とアドバイスを受けます。
事業内容は、病院の清掃業務の改革です。病院は従来から定期的に消毒作業を行ってきましたが、消毒作業は毎日行われる訳ではない為、消毒しても次に消毒するまでの間に病院に来た人達が細菌を病院に持ち込み、ドア・ノブ、手摺、カウンター等に付着し被膜化している人間等のタンパク質や脂肪分を温床にして細菌が増殖し、それが院内感染の原因となる可能性が高いので、毎日行う清掃でそれら細菌が増殖する温床となる汚れを取り除き、院内感染が発生する確率を低くしようというのが事業概要です。東京の東大病院、広島の県立病院・マツダ病院・浜脇整形外科等の検査結果数値は目を見張るものがありました。
新製品(モノ)の製造ではなく、新サービス(役務)の提供なので、事業計画を纏めるのが大変でした。会社の人達は、清掃業務を一層改善することに埋没してしまい、事業の全体像が責任者一人の頭の中に全て仕舞い込まれていたようなので、ビジネスモデルを構築して社内の誰にでも分かるようにして、販路開拓と事業内容の充実とを両立させるような経営革新計画の内容にしました。
この会社はビルメインテナンス業の中堅企業ですが、最近は入札競争で入札価格が暴落しているため、このような事業展開をして他社と差別化を図ろうとしているのです。
社会にとっても、病院やその患者さんにとっても、また会社にとっても良い事業なので是非に経営革新計画の承認を得て成功して頂きたいものです。
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夢と事業計画の考え方の違い
昨日は経営革新計画作成の依頼をうけた中堅企業(約600人規模)の会社で、新規事業内容を責任者から聞き出す場を設けました。
この会社では新規事業を数年前から立ち上げてはいましたが、中々十分な成果が上がらないので私に経営革新計画の作成を依頼された次第です。
私は責任者に新規事業の内容について色々と尋ねながら「これではこの新規事業はいつまで経ってもモノにはならないナ!!」と判断せざるを得ませんでした。
この責任者は数年前から新規事業を手掛けているだけに、確かに色々なことを良く知っていました。しかし、全てが断片的な知識なのです。そして一番マズいナ!!と私が思ったのは、「やるべきこと」「やった方が良いこと」「やりたいこと」もバラバラで、いつまでにやるかという期限が設けられていないのです。
そこで私はその責任者に箇条書きで良いから書き出し、新規事業内容を体系的に説明し直すように依頼しました。他人に自分のやりたいコトが上手く説明できないようでは顧客を説得することは不可能であり、新規事業も成功する筈がないというのが私の考え方です。
そうした処、自分で勉強したらしいゴールドラット氏の「制約条件の理論」の考え方で全体を纏めようとしました。そこで私は「制約条件の理論を使って論理的に考えようといる考え方は正しいが、今の段階で制約条件の理論を使うことは間違えた使い方です。いまの段階では「制約条論の理論」よりも寧ろ「マインド・マップ」の手法を使って考え方を拡張させ、あるべき姿とそれに伴い必要となるコトを明確にするようにしてください。そして、その後に、「いつまでに」「何を」すべきか期限を明確にした計画にするのです。」と依頼し、マインド・マップの技法を簡単に説明しました。
その結果、
①新規事業の最終到達型(あるべき姿)は今まで口頭で話していた内容から外れて、無意識のうちにもっと別な「あるべき姿」をイメージしていること、
②次々に新しい情報や考え方が入ってくることに振り回されて、結局はどれも十分なことができていないこと
③新規事業に関して一番欠けているのは、それぞれの「やるべきこと」に期限を設けてない為、全てが遅れ遅れになっていること(計画化されていない)
④そして新規事業で展開する商品の質を高めることにばかり力が入っており、プロモーション(販売促進活動)を含めたマーケティングの4Pに対する配慮が欠落していること
等のことがわかりました。
そこで、仕方なく今まで私が責任者から聞いたことを元にして、私が経営革新計画の素案をつくり、その素案を責任者に見せて膨らませ修正していくことで最終的な経営革新計画を作成することにしました。
しかし、昨日の話しで「当面の顧客ターゲットをどこにするか」の合意は責任者との間でできたようです。顧客ターゲットが明確になれば、マーケティングの4Pの適切さを検討することが出来ます。
「夢」で終わらせても良いのであれば現状のままでも良いかもしれませんが、企業ですからそうはいきません。「夢」であれば「・・・れば良いナ!!」「・・・たら良いナ!!」と漠然としたものでも良いかもしれまんが、それでは組織は動きません。「夢」を実現するためには具体的に何をすべきか?と手段・方法に具体性を持たせ、期限を設けて、期限毎にチェックして修正を加えていくことが必要です。すなわち「計画化」するしかないのです。そもそも経営革新計画はその為に設けられた制度であると私は理解しています。

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経営革新計画の認定支援機関
私は過去、約10社以上の経営革新計画策定をお手伝いしてきました(そのうちの9社は経営革新計画が認定されました)。しかし、直近5年間は、社会保険労務士として民法をはじめとする労働紛争解決の法律と手法に力を入れていたので(経営革新を行い企業が成長し始めると、それまでの労務管理方法では対応できなくなり、事業規模に合わせて会社が労務管理方法を改善していかないと労働紛争が発生し易くなります)。
先日、中小企業診断士協会主催のセミナーに出席して今年の中小企業政策を学ぼうとしたところ、今年から政府が「経営革新計画認定支援機関」制度を設けたということを知りました。そして、その条件を確認すると、私も書類さえ整えることができれば認定支援機関に認定されることがわかりました。しかも、その時点で認定支援機関として認定されている全国の認定者内容を聴くと、中小企業診断士や税理士が圧倒的に多く、社会保険労務士は全国でも2名しか認定されていないことがわかり、私は差別化のための魅力を感じ取りしました。
そこで、この10日間は、社労士業務の合間を利用して、中国経済産業局中小企業課に行ったり、広島県商工労働局経営革新課に行ったりしていました。この2つの行政機関ともに、社会保険労務士である私が認定支援機関になろうとすることに賛同してくれ、色々なアドバイスをしてくれました。両機関は県庁と合同庁舎とにあり、距離的にはものの50mという距離しか無いのですが、流石に行政機関だけあって、連携してはくれなかったので、私は交互に訪問し両機関での必要事項を擦り合わせていかなくてはなりませんでした。
私にとって認定支援機関として認定される条件の一番の問題点は、その条件である「3社以上の経営革新計画策定を支援した実績があること」また「それを証明するために経営革新認定書の写しを提出すること」の2点でした。前の問題は10社以上の経営革新計画を支援していたので難なくクリアーしていたのですが、いずれも5年以上前のことのため、その認定書を私も会社も広島県商工労働部も保存していなかったのです。
しかし、その後、県商工労働局と話し合いを続けていた処、認定書が保管されていないが認定記録が見つかったので別途の証明書なら発行できるという回答を得ることができました。私は、当然のこととして、県商工労働局の発行てくれるという証明書の雛形を入手して中国経済産業局中小企業課の了解を得に行きました。それが大丈夫であることを確認したうえで、10社以上の経営革新計画支援先の中から私が支援したことを快くかつ速やかに証明してくれる企業を選定し、県商工労働部に証明書の依頼を昨日しました。
この一連の県商工労働部の接遇サービスの良さに感心していましたが、実はその理由が昨日証明書依頼のために伺い判明しました。私が経営革新計画を支援した担当官は数年前に配置転換となり他部署に異動していたのですが、その人が定年退職後に嘱託として商工労働局に戻ってきており、私のことを覚えていてくれ、どうも若手の担当者に私を支援するようアドバイスしてくれていたのです。全く感謝!!、感謝!!です。信頼関係が構築れた人間関係というのはありがたいものですネ!!
さあ、残るは中国経済産業局中小企業課に提出する書類を不備なく作成し、届け出るだけです。県商工労働局の尽力に報いるためにも認定支援機関となれるよう努力したいと思います。認定支援機関となることができれば、事業活性化に関する私の知識と経験が公的に保証・担保されたことになります。私は、社会保険労務士としての事務手続きよりも事業再生の一環として人事労務課題に取り組む方が好きですし、その経験を積んできましたが、いままではそれを保証・担保する方法がなく困っていたので、認定支援機関となることができれば大いに助かります。
私の本音で、労働紛争のように過去の出来事の後始末をすることよりも(クローズド(閉鎖型)タイプの思考)、会社と従業員の未来を築くためのお手伝いをする方(エクスパンション(拡張型)タイプの思考)が楽しいし、私の性分にあっていると思います。

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ある事業再生
ある会社から約2年前にコンサルタント契約をしてくれと依頼を受けました。
先輩の会社だったので、依頼内容を充分に確認せずに引き受けました。当初は「何のために契約して下さったのだろかナ? 従業員の士気が著しく低いが、それ以外は特に何も差し迫ったことは無いがナ?」と不思議に思っていました。
しかし、半年経過した頃から雲ゆきが急変しました。
ある取締役の不正が発覚したのを発端に、他の従業員にも不正が発覚しました。そして、その問題を解決している間に、それまで順調だった業績が悪くなり始めました。(ここは特定社労士の本領を発揮する世界てした)
「ヤレヤレ 大変なことになったナ!!兎に角必要な手立てを講じていこう!!」と思い、色々な経営改善の手法を教授したのですが、意味を理解されず、当然に実行されても十分な成果があがらない状態が続いていました。
この間に、会長職にある先輩の機嫌を損ねないように、根気強く「経営者としてのモノの考え方」を婉曲に教授し続けました。繰り返し、繰り返し、経営の基本を説き続けるだけです(ここは穏健な経営コンサルタントの役割でした)。
そうした処、悪いときには悪いことが重なるもので、重要取引先で大きな問題が発生してしまいました。このときから、会長である先輩の発言が様変わりしました。「永年お世話になった取引先だから、幾ら経費が掛かっても良いから発生してしまった問題を解決しろ!!会社の信用を失うナ!!」と命令され、社員を総動員されました。
そして、この問題を解決している間に、不良取締役2名が退職しました。
この問題が解決したと思ったら、今度はライバル会社がこの会社の取引先に攻勢を仕掛けてきました。
このとき、会長は「損得抜きで取引先を守れ」と号令され、自らが陣頭指揮をされていました。
丁度、定期昇給の時期だったのですが、東北大震災の影響もあり先行きが全く不透明で、業績は更に悪くなる一方だったので、定期昇給を半年間遅らせるようにアドバイスしました。
この頃からです。この会社が変わり始めたのは・・・!!会長自らの陣頭指揮ですから、ライバル会社の攻勢を跳ね除けたことは言うまでもありません。そして、会長に求心力が働き、各支店とも業績が改善し始めました。そして、数か月遅れて本社も業績が改善し始めました。
流石に若かりし頃には現場で活躍された会長だけあった、私もこの会長から「ここぞ!!」というときの最後の踏ん張りと言うか、粘りを学ばして頂きました。
その上での本日の定例営業会議です。会議の発言内容が2年前とは様変わりしました。元気な会社に復活したようです。これから新しい経営手法を提案しても理解して頂けると思います。尚、定期昇給は4月に遡ってすることになりました。会長も「この会議は報告の場ではない。もっと参加者は積極的に自分の考えを言うように」と激を飛ばされていました。
会社に元気が戻って良かった~!!
やっと新しい経営手法を提案できる会社になりました。本当に良い会社になって貰うためには、これから忙しくなるゾ!!
しかし、小説で読む経営コンサルタントと違って、このように社内の人間関係を先に整理しないと会社改善ができない中小企業は沢山あります。私はこのような会社改善を漢方薬的コンサル活動と呼んでいます。


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個人事業主の事業再生
7月に事業を廃止しようかという相談が小規模の株式会社社長からありました。7月前半に経営分析をして出た結論は、「事業の廃止」ではなく「親族だけで事業を継続」する規模に事業規模を縮小するという結論でした。
9月末に従業員を整理解雇するために8月25日に従業員に説明して解雇予告通知書を交付しました。
現在は、親族だけで営業できるように工場の配置を換え、新しく配置した状態でテスト・ランしている状態です。
この会社に2週間振りに伺った処、社長の顔色が明るくなり、ノビノビとしていました。社長曰く「親族だけでモノヅクリをするとムダもなく、余計な心配をすることもなく、今まで従業員を使って無理をして何をしていたのだろうか?と思う」と言われていました。多分、迷いがフッ切れて、開き直ってモノゴトを前に向かって進めていくことができるようになられた(銀行との話し合いも思いのほか上手く進展した)から、ノビノビとして顔色も明るくなられたのだろうと思います。
PFドラッカーは「最大規模ではなく、最適規模を目指せ!!」と言っています。また船井総研は「自分の力に相応する一番を目指せ!!」と言っています。更に、色々な会社を見ていますと、1000人従業員を雇用して赤字の会社もあれば30人しか従業員はいないけどもシッカリと利益を挙げている会社もあります。格言で「人を増やせば余計な仕事が増えてくる」といいますが、この格言はこのようなことを指摘しているのではないでしょうか?
会社規模を大きくするときには苦労が伴います。しかし、現状の規模を一端縮小する決断が一番難しいのです。特に日本人の特性として最後まで突っ込んで行ってしまう人が多いようです(昔の私が正にそうでした)。一端退いても、再度復活すれば良いのです。
いずれにしても、「会社と社長を元気にすること」が私の仕事ですから、このような推移をお聞きすると嬉しくもあります。
この社長は、これから十年間位は銀行借入金の問題をはじめ色々なことで苦労されると思いますが、気長に見守り相談にのっていきます。

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プロフィール

msr530706

Author:msr530706
社長を辞めて社会保険労務士になりました!!中小企業庁の認定支援機関にもなりました。
経営者の視点でアドバイスします。一人で迷う、悩むより先に相談を!!

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